ミステリーるるぶが気になっているけど、どのシリーズを選んだらいいの?歩く距離や難易度は?追加でお金はかかる?と不明点が多くて迷っていませんか。
そんな悩みを解消するために、アドベンチャー編・歴史探訪編・大自然満喫編の3種類すべてをクリアした私たちが徹底比較します。リアルなデータと具体的なレビューを通じて、最初の1冊を選ぶ参考にしてください。
- シリーズ別の難易度・所要時間・歩数・コストの目安
- 目的別のミステリーるるぶの選び方
- ミステリーるるぶを120%楽しむコツ
すべて私たちが実際に挑戦した際の体験談や計測値をもとにしています。だからこそ、「実際に行ったら想像以上に疲れた」「予算オーバーしてしまった」といったギャップを防げます。
読み終える頃には、ふたりの好みや予算にぴったり合うシリーズが絞り込めるはずです。さあ、この記事をヒントに最初のミステリーるるぶを選び、謎解き・観光・グルメの三拍子がそろった最高の思い出づくりに出かけましょう。
ミステリーるるぶとは?

るるぶは事前に目的地のことをよく知って楽しむためのガイドブックですが、ミステリーるるぶではその固定観念がくつがえされています。目的地を伏せて謎解きの要素を加えることでミステリーツアーを楽しめるガイドブック、それがミステリーるるぶです。謎を解いて指示通りにスポットを巡れば、普通の日帰り旅行では得られない共同作業と達成感が味わえます。
通常版るるぶとの違い
- 謎解き要素
ミステリーるるぶは謎解き制作集団「よだかのレコード」とコラボしており、通常のるるぶにはない周遊型謎解きを楽しむことができます。 - ミステリー要素
ミステリーるるぶは謎を解くことで次の目的地が判明するため、どこに行くかわからないミステリーツアー形式です。 - 旅行プラン不要
ミステリーるるぶに従って進めていくことで、観光スポットを巡ることができます。そのため、自分たちで旅行プランを作成する必要がありません。 - 謎解きに関係ない情報も盛りだくさん
通常のるるぶと同じように、目的地周辺の観光スポットやご当地グルメなどの情報がたくさんあるので、どこに寄り道しようか、何を食べようかと目移りしてしまいます。
ミステリーるるぶがデートに向いている理由
ミステリーるるぶはふたりで一緒に謎解きを進めていくので、自然とコミュニケーションが増えます。予算に合わせて、観光やグルメの寄り道などのカスタマイズも可能です。「ルートにはなさそうだけど、ここにも行ってみたい」「これおいしそうだから食べよう」など、ふたりで相談してアレンジを加えれば、特別な日帰り旅行になります。
また、ミステリーツアー形式のルートは「次はどこ?」とワクワク感が持続。例えばアドベンチャー編では、自分たちだけで行っていたら絶対に通らなかったであろうルートへ誘われ、新鮮な景色を共有できました。歴史探訪編では、普段なら素通りしてしまうスポットで足を止め、ゆっくりと堪能しました。大自然満喫編は、なかなかじっくりと見ないような場所にも目を向け、のんびりと満喫しました。
謎解きを通じて指示された観光スポットを巡り、新しい発見をしながら、自分たちでアレンジする余白も残した日帰り旅行を体験できるのがミステリーるるぶです。上手にミステリーるるぶを活用して日帰り旅行を楽しめれば、「次はどのシリーズに挑戦しようか?」と自然にリピートしたくなるでしょう。
ミステリーるるぶをおすすめするカップル・しないカップル

ミステリーるるぶを買う前に、自分たちがミステリーるるぶを楽しめるタイプかどうかをチェックしておくと失敗がありません。以下の項目を読んで、当てはまる数が多いほうを参考にしてください。
向いているカップル
- どこでもいいから日帰り旅行に行きたい
- 観光スポットやご当地グルメを満喫したい
- 外でアクティブに動くことを楽しめる
- 「行き先がわからない」ということにドキドキわくわくできる
- おでかけは好きだけど、下調べやプランを考えるのが面倒くさい
向かないカップル
- 長時間歩くのは苦手
- 体力にあまり自信がない
- カフェでのんびり過ごすなど、静かな室内デートが好き
- 謎解きが大好きで、ガンガン謎を解きたい
- あまりお金がかからない謎解きで遊びたい
- 日帰り旅行に行くなら自分たちで行き先を決めたい
向いているポイントが多ければ、ミステリーるるぶは次のデート候補としてぴったりです!反対に向かない項目が目立つ場合は、ミステリーるるぶは見送り、違うデートプランを検討しましょう。
全3種を徹底比較!難易度・所要時間・歩数・交通費・追加費用

私たちが3シリーズをクリアしたときのデータを横並びで比べてみました。
シリーズ | 難易度 | 所要時間 | 歩数 | 交通費 (1人分) | 追加費用 (1人分) |
---|---|---|---|---|---|
アドベンチャー編 | かんたん | 7時間15分 | めい:12,127歩 まーくん:12,669歩 | 1,194円 | 950円 |
歴史探訪編 | かんたん | 8時間10分 | めい:11,376歩 まーくん:12,071歩 | 2,019円 | 950円 |
大自然満喫編 | かんたん | 10時間30分 | めい:9,282歩 まーくん:10,324歩 | 3,392円 (特急利用) | 0円 |
所要時間
池袋を出発し、再び池袋に戻るまでの歩数です。移動や観光、休憩、寄り道などにかかった時間も含まれます。
歩数
池袋を出発し、再び池袋に戻るまでの歩数です。
交通費
池袋から目的地までの往復にかかった金額です。
追加費用
入場料や交通費など、ミステリーるるぶ以外で謎解き中に必要になる費用です。
難易度
私たちにとっては、3種類ともすべて難易度は低めで、ヒントを使わずにクリアしました。謎解きに慣れている人なら、見たらすぐに解ける謎が多いかもしれません。
謎解きよりも、ヒントとなる場所を探したり、次の謎解きスポットへの移動に時間を使うことが多かったです。謎解きが好きな人は、ミステリーるるぶはあくまでも観光がメインのミステリーツアーであり、謎解きは一つの要素と考えておく方がいいでしょう。
初心者やあまり謎解きが得意ではない人は、専用のヒントサイトが用意されており、ヒントや答えを見ることができます。途中で進めなくなるということはないので安心してください。

最初は謎解きを目的としていたので、手ごたえがなくて拍子抜けしました。

2つ目以降は観光をメインに据えたら、とても楽しむことができました。
所要時間
公式の所要時間目安は3時間〜というのは、目的地に到着してからゴールするまでにかかるプレイ時間のみを指しているようです。観光や寄り道は目安時間には含まれていないようなので、要注意。
ミステリーるるぶは移動や観光も合わせて、1日かけて日帰り旅行を楽しむためのツールだと考えておいた方がよさそうです。
私たちがミステリーるるぶに挑戦して実際にかかった時間をシリーズごとに詳しく紹介します。歩く速度や寄り道の有無で変動しますが、参考の一つにしてください。
アドベンチャー編
池袋を出発し、再び池袋に帰ってくるまでにかかった時間は、7時間15分でした。
目的地での最初の謎を解き始めてからゴールまでは、3時間45分。
目的地を導き出すための最初の謎解きは、内容物の確認なども含めて15分ほどかかりました。
謎解き自体はさくさくと進みましたが、移動がハードだったことと、寄り道しておやつを食べたかったため、ちょこちょこと休憩をはさみました。また、ミステリーるるぶで指定されている移動手段とは別の方法で移動をしたので、少し遠回りをしています。
歴史探訪編
池袋を出発し、再び池袋に帰ってくるまでにかかった時間は、8時間10分でした。
目的地での最初の謎を解き始めてからゴールまでは、3時間55分。
目的地を導き出すための最初の謎解きは、内容物の確認なども含めて11分ほどかかりました。
謎解き自体は滞りなく進みましたが、ご当地グルメの誘惑に負け、たくさん寄り道をしました。歴史にはあまり興味のない私たちは、謎解きスポットでの滞在時間は短めです。
大自然満喫編
池袋を出発し、再び池袋に帰ってくるまでにかかった時間は、10時間30分でした。
目的地での最初の謎を解き始めてからゴールまでは、2時間ちょうど。
目的地を導き出すための最初の謎解きは、内容物の確認なども含めて20分ほどかかりました。
謎解きの最中に寄り道をしなかったので、謎解き自体にかかった時間は3種類のなかで最短でした。ただし、謎解きが終わってからゆっくりと食事や観光を楽しんだため、所要時間は最長となりました。

観光をメインに考えると、行きたいところが増えて所要時間も長くなりました。
歩数とルートの特色
ミステリーるるぶは目的地へ移動して周遊型謎解きをプレイする設計になっているので、移動距離は長めです。シリーズごとに、池袋からの往復の歩数とルートの特色を紹介します。
アドベンチャー編
めい:12,127歩
まーくん:12,669歩
3シリーズのなかで一番寄り道などが少なかったのですが、歩数は一番多くなりました。それ以上に階段や坂道が多く、かなり疲れました。舗装されていない道も多いので、絶対に履きなれたスニーカーなどの歩きやすい靴で行くようにしてください。
歴史探訪編
めい:11,376歩
まーくん:12,071歩
3シリーズのなかでは一番歩きやすい道が多かったです。ただし、階段が何か所かあり、特に1か所は細くて暗くなっているので、おしゃれな靴よりは歩きやすい靴のほうがよさそうです。
大自然満喫編
めい:9,282歩
まーくん:10,324歩
一番歩数が少なく、疲労具合も一番低かったです。大部分が舗装された道で歩きやすくなっていますが、一部「大自然満喫編」という名前の通りの道や長めの坂、階段があるので、歩きやすい靴で行きましょう。

アドベンチャー編はとにかく疲れた!

大自然満喫編は程よい疲れでリフレッシュできた!
交通費
目的地がわからないことが不安に感じる要因の一つは、交通費だと思います。出発地やアクセス手段で上下しますが、私たちが池袋から公共交通機関で向かった際の実費を紹介します。
アドベンチャー編
1,194円(1人分)
行きも帰りも同じ電車に乗り、片道で1時間15分ほどかかりました。
歴史探訪編
2,019円(1人分)
スタート地点とゴール地点の駅が異なっています。また、行きと帰りで違う路線に乗りました。行きは1時間ちょっと、帰りは1時間20分ほどかかりました。
私たちは事前にフリーパスを買っていれば、もう少し節約しながらもっと観光も楽しめたのにと後悔しました。
大自然満喫編
3,392円(1人分)
行きも帰りも同じ電車に乗り、片道で1時間20分ほどかかりました。私たちは有料特急を利用しましたが、急行を使うと片道1時間50分ほどで、料金は半額以下に抑えることができます。

移動時間はそれほど変わらないけど、交通費はかなり差が出ました。
追加費用
ミステリーるるぶのHPには、次のように書かれています。
移動や体験にかかる交通費や、拝観料などは客様のご負担となりますので、ご了承ください。
ミステリーるるぶ公式HP
そのため、私たちは追加でいくらかかるのだろうと少し怯えながら挑戦しました。そこで、ミステリーるるぶの購入代金に加え、入場料や謎解き中の移動にかかった料金など、必須となる出費をお伝えします。
アドベンチャー編
950円(1人分)
節約すれば490円または0円に抑えることも可能ですが、その場合は体力的にハードになるので、あらかじめ予算に組み込んでおいたほうがいいでしょう。
歴史探訪編
950円(1人分)
徒歩移動やフリーパスの利用で多少の節約はできますが、ほぼ必須となります。
大自然満喫編
0円
謎解き中に必要な交通費や施設入場料はありませんでした。

追加費用はそれほどかからなかったので、安心しました。
目的別ミステリーるるぶの選び方

それぞれアドベンチャー編・歴史探訪編・大自然満喫編とタイトルがついていますが、実はミステリーるるぶを選ぶ際にはあまり参考になりません。なぜなら、私たちは大自然満喫編よりもアドベンチャー編の方が、自然を満喫したと感じました。また、3シリーズそれぞれに歴史を感じるスポットがあります。
そこで、旅の目的にあったミステリーるるぶを紹介します。旅行ではアクティビティを重視するのか、それともリフレッシュのために行くのか。ふたりのタイプに合わせてミステリーるるぶを選ぶ参考にしてください。
観光地めぐり
観光地めぐりをしたいのであれば、歴史探訪編がおすすめです。目的地周辺には人気の観光スポットや有名なお店が多く、1日かけて楽しむことができます。
グルメ旅
おいしいものをたくさん食べたいカップルには、歴史探訪編がおすすめです。あれもこれも食べたくなるほど、食事もスイーツもおいしそうなお店がたくさん。謎解き中には食べ歩きを楽しみ、クリア後には付近の有名なお店や気になるお店に足を延ばして、グルメを満喫してください。
おいしいお酒が飲みたい
お酒好きなカップルには、大自然満喫編がぴったりです。クラフトビールやワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなど、様々な種類のお酒が造られており、好きなお酒を楽しめます。軽く1杯飲めるお店から、飲み比べできるお店までいろいろとあるので、目的地が判明したら要チェックです。
癒し旅
癒し旅が好きなら、大自然満喫編がおすすめです。目的地周辺には複数の日帰り温泉があり、心も身体もリフレッシュできます。私たちはクリア後に駅から近い温泉に行きましたが、謎解きで程よく疲れたあとに温泉に浸かる時間は至高のひとときでした。
御朱印めぐり
御朱印めぐりをするなら、歴史探訪編か大自然満喫編がおすすめです。どちらも目的地周辺に寺院がたくさんあり、徒歩でまわることもできます。
アクティブ旅
身体を動かすことが好きなら、アドベンチャー編がぴったりです。翌日は筋肉痛になるほど身体を使うので、他の2シリーズに比べて達成感も桁違いでした。クリア後には温泉で汗を流すこともできるので、しっかりと準備をしていきましょう。
宿泊もしたい
宿泊もするなら、大自然満喫編がおすすめです。私たちは時間が足りずに断念した観光スポットがいくつかあり、観光をしっかりと楽しむなら日帰りでは足りないと感じました。温泉旅館もたくさんあるので、1泊2日でゆっくりと楽しむことができます。

行ってみたいミステリーるるぶが決まったら、シリーズごとに詳しく紹介している記事も参考にしてください。

シリーズごとの記事では、目的地もこっそり公開しています!



ミステリーるるぶを120%楽しむコツ

ミステリーるるぶは準備とちょっとした工夫で楽しさが一段階アップします。私たちが3シリーズに挑戦して気づいたコツを共有するので、ミステリーるるぶで遊ぶ際に役立ててください。
ミステリーるるぶは前日までに購入する
ミステリーるるぶは最初の謎を解くまで目的地がわかりません。3シリーズのなかにはしっかりと準備をしていったほうがいい場所や電車が1時間に1本しかないような場所もありました。そのため、前日までに購入して最初の謎を解き、当日のプランを立てておきましょう。

服装や持ち物も目的地にあわせて用意するのがおすすめです。
ミステリーるるぶの購入はオンラインがおすすめ
ミステリーるるぶは購入できる店舗が限られています。そのため、確実に入手できるオンラインでの購入がおすすめです。
目的地がわかったらるるぶ冊子を開く
指示があるまで開かないように書かれていますが、目的地が判明したらるるぶ冊子は開いても問題ないと感じました。るるぶというだけあって、観光スポットやご当地グルメなど、情報が盛りだくさんです。行く前に読んでおけば、目的地周辺のことを知ることができ、行きたい場所や食べたいものをピックアップできます。
私たちは最初にアドベンチャー編に挑戦しましたが、指示があるまで開きませんでした。しかし、目的地到着後に謎解きと並行してたくさんある観光情報をインプットすることは難しく、せっかくのるるぶを活かしきれませんでした。

事前に読んだら、通常の周遊型謎解きにはない旅行に行く前のワクワクも味わうことができました!
なるべく早い時間にスタートする
謎解きスポットのなかには、16時半までしか入場できない場所や、夕方以降は徒歩以外の移動手段がなくなってしまう場所があります。お昼過ぎに目的地に到着してゆっくりと観光や食事を楽しみながら謎解きをしていると、その日のうちにクリアすることができなくなることも。なるべく早い時間に目的地の到着できるようにしましょう。

午前中のうちに目的地に到着できるのがベスト!
謎解きではなく観光を楽しむ
ミステリーるるぶの謎はそれほど難しくはありません。謎を解くぞ!と意気込んでいった私たちは、謎解き自体はあっさりと終ってしまい、拍子抜けしてしまいました。私たちはいつも周遊型謎解きで遊ぶときは、ガンガン謎を解いてどんどん進んでいきますが、その遊び方ではミステリーるるぶを楽しむのは難しいでしょう。謎解きはあくまでもミステリーツアーのスパイスであり、るるぶを参考に観光をプラスしてふたりだけのプランを作ることで、ミステリーるるぶを最大限に楽しむことができます。

謎解きをしながら、るるぶを参考に観光やおいしいものを食べられるのが、ミステリーるるぶの魅力です。
まとめ|あなたにぴったりのミステリーるるぶを選ぼう
ミステリーるるぶはミステリーゆえに挑戦前にわからないことがたくさんあります。しかし、おおよその予算や旅の目的で絞れば、ふたりに最適な1冊が見えてきます。この記事を通じて、シリーズごとの特徴と楽しみ方の違いを整理できたはずです。最後にもう一度ポイントを確認しましょう。
- アクティブなデートが好きなら、アドベンチャー編。
- 観光地巡りやおいしいものを食べたいなら、歴史探訪編。
- お酒好きカップルやリフレッシュするなら、大自然満喫編。
自分たちに合ったミステリーるるぶを選べれば、あとはもう出発するだけです!ミステリーるるぶを片手に、ふたりだけの特別な日帰り旅行を楽しんでください。